多くの受験者が悩ましい2次試験における「論文」。
2次試験は基本的に「製図」に時間を割くべきですが、今回は以下のポイントについて書いていきます。
・論文にかける時間
・1次試験の内容で特に復習しておきたい範囲
・論文を早く書き上げるコツ
・論文は先にやるか後にやるか
論文を書く上での具体的なポイントは、下記に執筆しています。
インテリアコーディネーター2次試験 論文対策
今回は2次試験の論文対策について4点書いていこうと思いますが、まず先に結論を申し上げると
「論文は決して時間をかけるものではない!」です。
そして、その対策もある程度コツさえ使えばOKです。
文字数と内容が合っていれば、決して100点満点の論文を狙う必要はありません。
それでは、4点ポイントを見ていきましょう。
■論文にかける時間
ズバリ目標は「40分以内!」です。
そして、理想は「30分以内!!」です。
大人になると文章を書く機会も減り、漢字もなかなかパッと出てこないことでしょう・・・
私も普段はPCで文章を作成していますが、漢字を書くとなると出てこないこともしばしば。。
しかし、40分以内に書ききることは十分に可能です。そのコツは下記に書いていくのでご覧ください。
■1次試験の内容で特に復習しておきたい範囲
基本的には1次試験で勉強した範囲から論文を求められます。
過去の問題からも特に多く出題されているのが「高齢者に対する配慮など」ですね。
もちろん、高齢者に限らず「幼児に対すること」や「人間工学を全般」に復習しておくのがいいでしょう。
また、「A」と「B」どちらを提案するか、「作業の工程」などの問いも出るので、その辺りは知識を元に活字化させる技量が必要になってきます。
✔︎ 近年の出題傾向
近年、2つか3つのお題が挙げられ、それらの「特徴」を述べるような問題も出ています。
そんなときは、皆さんが身内からインテリアの相談をされたと思って考えてみてください。
例えば、以下のような例が挙げられます。
上記のような相談を家族や友達からされたらどのように答えますか??
おそらく大半の方は
「造り付けは壁一面に造りつけたり、サイズも特注でオーダーができるから自分の求める形で具現化できるよ。ただ、造りつけてしまうと移動は出来ないから模様替えとかの自由度は低いよね」
みたいな回答になるかと思います。
このような場面のイメージ(特徴)を「活字化」させることができるようになれば、この試験での論文は怖くはありません!
あとは、この下で述べる「結論を先に書く方法」で書き進めていきましょう。
■論文を早く書き上げるコツ
試験本番では下書き用紙が配られますが、決して下書きをしないことです。
また、100点満点の文章を書こうと思わないことです。
具体的にどういうことかというと、問われた内容について頭で整理し、「結論から書き始めること」です。
流れとしては先に結論を書いて、その後にその理由を書く。
基本的にはこの流れを覚えておくといいでしょう。
以下、論文の書き方を「テンプレート」化してみます。参考にしてみてください。
①問題文をしっかり読み、「アドバイス」なのか「配慮すべきこと」なのか「提案」なのか、的を得た回答をする。
②先に結論を書き始め、その理由を後に書く
例)「○○は〜なので、△△するように配慮する。その理由は■■だからである。具体的には●●や▲▲を設置することで解決できる」など。
③字数はoverにならないように注意しながら、ギリギリの文字数で終える
この程度を意識していれば、字数は足りてくるはずである。決して短文にならないように、一つの文章は長めにとるように意識をすること。
また、文字数が足りないからと言って「抽象的な内容」は書かないほうがいいでしょう。
常に具体的な表現を意識しましょう。
■論文は先にやるか後にやるか
これは個人の好みで構いませんが、私は論文から手をつけました。それは30分以内に終わらせる自信があったからです。(本番は25分程度で書き終え、読み直しを入れて30分位でした)
割合的にも論文から手をつける方が多いとは思いますが、先に製図を終わらせておくのも悪くないのでは(?)と思います。
その理由は
近年、論文が未完成でも合格してるケースがあるからです。
まとめ
論文は難しく考えることはありません。特に普段からブログを書いてる方やSNS発信をしている方は「論文を意識した文章の書き方」をこれから試験まで意識してみたらいかがでしょうか??
いつもより長めの文章を添えてみたり、その写真をpostした理由などを書いたりしてライティング力を磨いておきましょう。
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