今回はインテリアコーディネーター2次試験で求められる可能性のある
「立断面図」についてを説明していきます。
この立断面図は、過去問を見ていても、「一番出題率の高い問題」で、受験者は必ず覚えておかなければいけない図面といえます。
それでは、ポイントなどを交えながら見ていきましょう。
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これを読んで頂いている皆様の中には、インテリア界は初めてで、周りにも相談できる方がいない…と
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✔︎ 当記事の内容
・立断面図の描き方
・立断面図の注意点
・まとめ
立断面図の描き方
まず、「立断面図」とは平面図にて指定された範囲を正面に見たとき、自分の目に映っている光景を描くというものです。
具体的には以下の図で解説します。
今、赤の点線を引いた箇所が、「AーAという場所」なのですが、
この点線より上に見えるものを全て描いていくという図面になります。
現在は、ダイニングテーブル上を赤点線が通っているので、当然、テーブルも書き表す必要があります。
そして、今回は、TVとTVボードを突き当たりの壁に配置しています。
すると、立断面図では以下のようになります。
パースのように距離感(遠近感)を表すことは求められないので、このような書き方になります。
上の見本はダイニングセットとTVボード、TVしか描いていませんが、本来はウインドウトリートメントなども描かなければなりません。
このように、指定された範囲にある物全てを描いていくことが「立断面図」となります。
基本的には、左側の壁から描いていきましょう。
もちろん、試験本番ではグリッドは元から入っているので、直定規だけの作図も可能です。
立断面図の注意点
立断面図を描く上で注意点がいくつかあるので、下記に記しておきます。
・断面になる場所は太線で図示すること
・寸法記入忘れ(何も指定されていなくても、天井高は必ず書いておきましょう)
・扉付き家具の開閉器号忘れ
・家具の仕上げなどの記入忘れ
・グリッドミス(高さは300mmのことが多いです)
・巾木は一応描いておくこと
そして、この立断面図、描くのは慣れてしまえばそこまで難しいのですが…
一番気をつけなければならないことは
「書き忘れをする可能性が非常に高い」ということです。
むしろ、少々見た目が悪い家具の描き方でも、寸法忘れなど、一つもミスがなければ合格に近づけるでしょう。
平面図と立断面図は、きちんと定規を使って線さえ引けば、他の受験者との差は出にくいと思ってもらって大丈夫です。
何回も問題文を読み返して、自分の図面とにらめっこしてみてください。
必ず、描き抜けが一つ以上は見つかります。
完璧と思っていても、帰宅後に見つかるケースも普通にありますからね。
まとめ
基本的に、今回上で述べた注意事項を気をつけておけば、大きな減点をくらうことはないでしょう。
むしろ、一つでもミスを減らすことが合格への道となってきますので、頭に入れておいてくださいね。