受験資格が必要なく、誰でも申し込みが出来る人気の資格
それが
「インテリアコーディネーター資格」。
近年、インテリア業界の盛り上がりと共に益々人気が上がっている資格でもあります。
今回はこれから受験をしようかと考えている方向けに現役の私が「合格率・難易度」のお話をしようと思います。
インテリアコーディネーター試験の合格率は
実は合格者数というのは毎年、インテリア産業協会のHPにて発表されています。
こちらを見ていただければ詳しいことが分かるようになっているのですが、今回は当記事で簡単に説明したいと思います。
2019年を例にして見てみましょう。
2019年は台風19号の影響で、一部地域で中止〜延期(再試験)となって波乱の年だったのですが、以下のような結果が発表されています。
おおよそですが、1万人ほどが1次試験を受験し、最終の2次試験も通過した数がこの人数ということですね。
※毎年、1次試験は前年に合格した方(免除者といいます)が一定数いて、この方達は2次試験のみ受験されます。
なので、1,896人の中にはこの免除者も含まれている数字となります。
おそらく、1次試験〜2次試験までストレートで合格される方というのは20%位でしょう。
5人に1人くらいですね。
もう少しデータを詳しくみてみましょう
■1次試験
2019年
・受験申し込み者数:9,606名
・受験者数:6992名
・一次合格者数:2,428名
・一次合格率:34.7%
2019年は台風が直撃する影響もあって、受験を見送った方も多いので「受験者数」が圧倒的に少ないです。
よって、一次合格率も例年に比べて高めに設定されている気がします。(例年は3割程度)
■2次試験
・二次試験対象者数:3,933名(内:一次免除者1,630)
・受験者数:3,292名(内:一次免除者1,239)
・二次合格者数:1,896名
・二次合格率:57.6%
このような感じになっています。
大体、例年とも「1万人近くが1次試験を受験→3割ほど合格→二次試験は6割弱で合格」
この結果が20%少し超える位の合格率になります。
つまり、1年で1次試験〜2次試験ともにストレートで合格できる人は5人に1人位ということですね。(単純計算)
受験される年齢層と勉強法
受験される年齢層は実に広く、一番多い層が30代となります。
主婦の方が取ったりされることも多い資格なので、30代、40代が実は圧倒的に多いのが特徴です。
もちろん、20代も多いのですが、50歳以上で取得される方も全体の1割程度はいらっしゃいます。
受験資格は特にないので、どの年代からも受験者はいらっしゃいます。
ちなみに、圧倒的に女性が多いので男性はちょっと肩身の狭い思いをするかもしれません(笑
勉強法
勉強法は基本3つあります。
■スクールへ通う
当然、一番費用がかかってしまいます。2次試験の図面作成はプロに教えてもらった方がいいですが、1次試験は通わなくても自分次第で合格できるでしょう。
■独学で勉強する
一番コストを下げた勉強法です。自分で問題集などを購入して勉強するスタイルです。きちんと勉強時間を取れる人は独学で問題なし。節約したい方はメルカリなどで過去問を買ったりすれば大丈夫です。(あまり古すぎないほうがいい)
■ユーキャンなどの通信教育で学ぶ
教材を送ってもらい、それを全てこなすというスタイル。独学のサポート付き版みたいなものです。結構選ばれる方も多い印象です。
一次試験は暗記が勝負なので、勉強時間の確保をすれば独学で合格できますが、2次試験だけは図面作成なので少し勉強法のコツがいります。
効率のいい勉強をしないと、なかなか厳しいものがあります。
なんせ、二次試験の日程は一次試験の2ヶ月後ですからね。その期間で図面の書き方を習得しなければなりません。
当サロンでも1次試験の講義から2次試験の図面の描き方などを発信しております。
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難易度まとめ
合格の評価は「相対評価」です。なので、何点とったら合格が確定するというわけではありませんが、一次試験では75点以上取っておけば、なんとか合格県内に入るかな?という感じです。8割取れれば絶対合格ラインに到達するので、勉強量を確保すれば問題ありません。
二次試験に関しても恐すぎることはありません。6割近くが合格するのですから、基本を押さえて、時間内に書き上げる技術を身につければ合格できます。勉強できる期間は短いですが、条件はみな一緒です。頑張ったものが合格を手にできます。年に一度しかない試験なので気合を入れて1発合格を目指しましょう。