「インテリアが好き」だけでは太刀打ちできない?インテリアコーディネーター試験の過酷な難易度と、途中で挫折しないための合格戦略

こんにちは♪

 

インテリアコーディネーターサロンのPaulです。

 

今回はインテリアコーディネーター試験の難易度について改めて「長文解説」をしてみます!

 

試験の本質となりますので、これから受験を考えている方はぜひ部分的にでも良いので、最後までご覧ください。

 


 

「お部屋の模様替えが好きだから、インテリアコーディネーターの資格でも取ってみようかな」

 

「趣味の延長で、自分のセンスを形にできる資格に挑戦してみたい!」

 

インテリアコーディネーター(以下、IC)の資格に興味を持ったとき、多くの方がこんな風に軽やかな気持ちでスタートを切ります。

 

もちろん、資格を目指すきっかけとしては全く問題ありません!「好き」という気持ちこそが、すべての原動力になるからです

 

しかし、サロンを運営し、これまで何百人もの受験生と向き合ってきた私から、最初にひとつだけ「厳しい現実」をお伝えしておきます。

(この事実をあらかじめ知っておくことで、チャレンジを見送ったり、別のことに挑戦するのも良いことと思います!)

 

インテリアコーディネーター試験は、みなさんが思っている以上にハードルが高く、民間資格の中でもトップクラスに挫折者が多い難関試験です。

 

決して脅したいわけではありません。

ただ、スタートラインに立つ段階でこの「リアル」を知らないまま走り出してしまうと、数ヶ月後に必ず息切れして挫折してしまいます

 

今回は、なぜこの試験がこれほどまでに難しいのか、そしてどうすれば途中で脱落せずに一発合格を掴み取ることができるのか、運営の現場から見える「リアルなデータと受験生の動き」をもとにお話しします。

 

1. 「手軽に取れそう」という罠。民間資格屈指の難易度と1年がかりの長期戦

世の中にはさまざまな国家資格や民間資格がありますが、その中でもIC試験は少し特殊な立ち位置にあります

 

例えば、不動産業界で有名な国家資格である「宅地建物取引士(宅建)」を受ける人は、最初から「この試験は法律も絡むし、本気で勉強しないと受からない難しい試験だ」と覚悟を決めて挑みます。

 

合格率が15〜17%程度であることも広く知られているため、勉強前から気を引き締めている方が大半です。

 

一方で、インテリアコーディネーター試験はどうでしょうか・・・?

名前に「インテリア」という華やかでおしゃれなワードが入っているためか、

 

「趣味の延長でサクッと取れそう」

 

「ほとんど3択だし、暗記さえすればなんとかなるのでは?」

 

「3ヶ月くらい軽くやれば受かるかも」

 

というように、非常にカジュアルな感覚でチャレンジを決められる方が大半です!!

 

しかし、実際の試験内容はそんな甘いものではありません…。

 

圧倒的な出題範囲と専門知識の壁

1次試験で問われるのは、カラーコーディネートや家具の配置といったセンスの話だけではありません。

歴史(古代エジプトから近代建築史まで)

建築構造・構法(木造、RC造、壁量計算など)

建築材料(木材、石材、左官材料、各種ボード類)

環境工学(採光、換気、音響、結露のメカニズム)

住宅設備(給排水、空調、電気、照明計画)

各種法規・規格(建築基準法、消防法、バリアフリー法、JIS・JAS)

 

テキストを開いて絶句する方が本当に多いのです。

 

「これ、ほぼ建築士の試験内容じゃないか……」と。覚えるべき専門用語は膨大で、ただの丸暗記では太刀打ちできない深い理解が求められます。

 

合格まで「丸1年」を要する長丁場

 

さらにIC試験を難しくしているのが、「1次試験(学科)」と「2次試験(実技:製図・論文)」の2段階構成になっているという点です。

 

1次試験:毎年10月上旬(CBT方式)

2次試験:毎年12月上旬

 

春先から1次試験の勉強を始め、10月に受験。休む間もなく12月の2次試験に向けて図面の特訓をし、年明けの最終合格発表を待つ。スタートからゴールまで、トータルで約1年近くの勉強期間が必要になります。

 

「簡単に取れそう」と軽い気持ちで踏み込んだ方が、この膨大すぎる勉強量と1年という長期戦の現実に直面したとき、どうなるか。

 

結果として、「途中でテキストを開かなくなってしまう人」「夏頃にフェードアウトしてしまう人」が続出するのです。これが、IC試験に隠された最初の罠なのです。

 

2次試験のリベンジ受験も注意!!

気をつけなければいけないのは、初学者だけではありません!!!

2次試験のリベンジ受験生も「勉強の再開時期」に関しては特に気をつけてください!!!

 

2次試験も前年のまま再挑戦すると不合格になる確率が非常に高いです。

 

何年も連続して不合格になるループが存在し、改善しないことにはこのループを抜け出すのは難しくできております。

 

そのため、私は毎年「6月頃からの勉強再開」を強く推奨しているのです!!

 

それは10月頃になって焦って勉強を再開する方がとても多いのを知っているからです。正直、10月頃からの勉強再開はかなり遅いです(汗)

 

1次受験生がまだ着手していないタイミングから「時間的なアドバンテージを理解して、勉強できる方」が合格しやすいのです。(もちろん、不合格になられてしまうこともありますが)

 

忙しいのは皆同じ!目を背けずに前へ進み出した方が合格を掴みやすいのは言うまでもありません。

 

2. YouTubeの再生数でわかる現実。なぜ多くの受験生は「手遅れ」になるのか?

 

私は日頃から、YouTubeやSNS、公式ブログ等で試験対策の情報を発信しながら、オンラインスクール(ICS)を運営しています。

 

スクール運営をしていると、受講生さんの学習進度だけでなく、登録者数や動画の視聴データなど、「世の中のIC受験生全体が、今どのあたりで何に困っているか」という動きがリアルタイムで分かります。

 

そして、そこで見えてくるのは、驚くほど共通した「勉強スタート時期の遅れ」です。

 

「本来やるべきタイミング」の1〜2ヶ月後に動く人たち

 

試験対策には、確実に合格ラインに届くための「理想の年間スケジュール」があります。

 

しかし、私のYouTubeアナリティクス(再生回数の推移データ)を見ていると、特定の重要単元の解説動画や、試験対策の基礎動画の再生数が跳ね上がるのは、「本来取り組むべきタイミングの1〜2ヶ月後」なのです。

 

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

 

第1段落でもお伝えした通り、IC試験を受ける方の多くは、普段から難関資格を取り慣れていない「社会人」や「主婦」の方が多いからというのが大きく関係していると思っています

 

普段の仕事や家事・学業・育児に追われ、「自分で学習計画を立て、それを逆算してコツコツ実行する」という経験が少ないため、どうしても「ギリギリになってから慌てて手を付ける」という後手後手の展開に陥ってしまうのです。

 

しかし、範囲が膨大で記述・作図まであるこの試験において、直前の詰め込み学習はまず通用しません!!!(ここが厳しいところです・・・)

 

勉強をギリギリで始めた人の多くが、試験会場に行く前に力尽きてしまうのが現実です。

 

3. 合格に必要なのは「才能」ではない。継続できる3割に残るための環境作り

では、この過酷な試験に一発で合格していく人たちは、一体何が違うのでしょうか?

 

もともと頭が良かったから?

インテリアのセンスが抜群だったから?

建築の基礎知識があったから?

 

いいえ、どれも違うんです!!

合格していく人たちの共通点は、ただ一つ。

 

「約1年間の学習を、中途半端に投げ出さずに継続し続けられたこと」

 

本当に、一番大事なことはこれだけです。

 

勉強を継続できる人は、全体の3割もいない

厳しいことを言うようですが、1年間の長丁場において、モチベーションを落とさず、スケジュール通りに机に向かい続けられる人は、受験生全体の3割にも満たないのが実情です

 

裏を返せば、「中途半端にならず、正しい計画に沿ってしっかりと勉強を継続できた」というだけで、その時点で合格率は7〜8割を超えてくると言っても過言ではないのです。

 

いわゆる、才能やセンスの差ではなく、単なる「継続力の差」で勝負は決まってくるのです。

 

「自分でスケジュール管理ができない人」はどうすべきか?

「継続が大事なのは分かった。でも、それが自分一人じゃできないから困っているんだ」

そう思われた方も多いはずです。

 

仕事が忙しい日もあるでしょうし、子どもの用事で勉強がストップする日もあるはずです。人間ですから、やる気が出ない時期があって当然です。

 

自分一人の意志の力だけで1年間走り切るのは、初学者にはそもそも至難の業なのです。

 

もし、あなたが「IC試験を何がなんでも合格したい」「もうこれ以上、時間を無駄にしたくない」と本気で思うのであれば、解決策は一つしかありません。

 

それは「勉強せざるを得ない環境」に自分を置くことです。

 

具体的には、独学で悩むのをやめ、スクールや専門の指導者が提供している「個別伴走型のコース(マンツーマン指導)」を活用することをおすすめします。

(ただし、インテリアコーディネーターサロンは来年から1次試験対策ではマンツーマンコースを実施しない予定ではありますが…)

 

合格のために必要な役割分担は、極めてシンプルです

 

受講生(あなた)の役割:目の前の教材・課題に集中して、勉強という努力をすること。

講師(プロ)の役割:年間スケジュールの立案、進捗の管理、適切なタイミングでの課題提出指示、弱点の指摘。

 

「今日は何をやればいいんだろう」「このペースで本当に間に合うのかな」と一人で悩み、スケジュールを考える時間は、勉強時間ではありません。ただの不安の時間です。

 

そうした学習計画やペース配分のプレッシャーはすべてプロに預けてしまい、自分は「決められたメニューを毎日淡々とこなすだけ」という状態を作る。

 

この「強制力のある環境」を用意できるかどうかが、途中で脱落する7割と、合格を掴み取る3割の決定的な分かれ道になります。

 

 

4. まとめ

ここ数年、インテリアコーディネーター試験の受験者数は減少傾向です!

それに伴い、試験自体の加熱感も減少し、試験の情報量も少なくなってきたような気がします。

 

そのため、実はこの1,2年は特に「受験生の学習の遅さ」がとても気になっていました

 

やる気のある受験生・受講生は毎年一定数おられますが、そういう方々は毎年必ずと言っていいほど合格をしています!

 

しつこいようですが、この試験を合格するには独学・スクール受講、いずれにせよかなり困難なことです!

 

まずは悩む前に勉強習慣を必ず身につけるように意識されてみてくださいね♪

 

みなさんの勉強が上手く進よう願っております!!

 

一発合格を目指して引き続きコツコツと頑張っていきましょう!!

 

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