シリーズもので進めてきたインテリアコーディネーター2次試験の【平面図編】は今回で一旦終了とさせて頂きます。
いかがでしょうか??順番に書き進めていくことで、少しは描き方や道具の使い方などには慣れましたか??
今回、平面図のラストでは、直定規をメインに使ってガシガシと書いていく方法です。
これを本番でしっかり使えるようになれば、15分の時短が誰でも可能になります。
早速、明日から三角スケールは手元に残しながらも直定規で製図をしてみてください。
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✔︎当記事の内容
・直定規を使って、平面図を「15分時短する方法」
・仕上げの「着彩」について
・インテリアコーディネーター2次試験「平面図」のまとめ
直定規を使って、平面図を「15分時短する方法」
執筆現在(2020年10月後半)、1次試験が終わってから2週間経ちました。
図面の学習と毎日向き合ってきた方は、そろそろ平面図には慣れてきた頃ではないでしょうか?
もしかしたら、すでに気付いて始められてる方もいるかもしれませんが、
「平面図は直定規を使って書いた方が断然早く描き進めることができます」。
以前の動画で、三角スケールと直定規の説明をしたものがあるのですが、その理論を体で覚えてしまって描き進めた方が断然早く描けます。三角スケールは最終チェックの確認で使えばOKです。
それでは、一旦テキストで確認しましょう。
例えば、幅2000mm、奥行き450mmのTVボードを描くとき。
三角スケールで印をつけてから線を引いてもいいのですが、この作業を繰り返すとやはり時間のロスにつながります。
直定規であれば、「幅2000mm=直定規の4cm」「奥行き450mm=直定規の9mm」と理解できるようになると、今より1.5倍は早く図面を描けるようになります。
はじめはややこしいかもしれませんが、任意の数字を見たときに、その倍の数が定規での値になります・・・。
この辺は活字での説明が難しいので、動画での解説を観てみてください。
✔︎ 2本の動画で確認
プレゼンテーションの「着彩」について
インテリアコーディネーター2次試験では毎年「平面図で着彩を求められる可能性が高いです」。
今年も可能性は高いのですが、もしかするとパースや大きめの家具図に着彩もありえるんじゃないかと予想しています。
そして、この着彩ですが、グラデーションなどのテクニックを駆使するのは「時間に余裕があるときだけでOKです」。
年度によっては出題ボリュームが少なくて、時間に余裕があるかもしれません。
そういう時は丁寧に塗っていったらいいのですが、そこそこ時間がかかりそうな出題であれば、「とりあえず綺麗に塗る」程度にしておきましょう。時間にして10分以内が望ましいと思います。
着彩の注意点
着彩の注意点ですが、まずは、下地のシャーペンで書いた実線が消えてしまわないように、厚塗りはしないようにしましょう。
特に、ソファなどを黒で塗る時は注意が必要で、極力薄く塗るように意識した方がいいです。
これらは平面図の着彩を練習していけば、経験で分かるようになると思います。
解説している私も、正直いって絵が苦手なので、色ぬりも下手です(笑)
なので、ヘタが目立たないようにサラっと塗ることを心がけております。
・厚塗りには気をつける
・実線がきちんと見えるような塗り方を心がける
・濃色を塗る際は特に注意
・見栄えはこだわりすぎない/時間をかけないことを優先
インテリアコーディネーター2次試験 【平面図のまとめ】
近年、平面図では大して差が出ないということを聞いています。
すなわち、他の図面や論文の完成度で差が出てくるということですね。
そのために有効な手段は
あくまで主観ですが、この考え方が自分の中ではベストだと思っています。
具体的に180分の時間を配分するならば・・・
論文・・・40分
平面図(エスキース・着彩込)・・・60分
その他の図面・・・80分
平面図も年度によってボリュームが変わってきますが、論文を30分で終わらせることができれば、さらに10分図面に追加することが可能となります。
このように、何が出るかわからない図面に時間を確保して、必ず出題される
「論文と平面図」はなるべく早く終わらせることが重要です!
そもそも、論文と平面図が100分以内で終わらない方は、そこの壁をまずクリアできるようにした方がいいかもしれません。
とはいえ、あくまで私的なおすすめ時間配分なので、自分的な時間の使い方は試験までには必ず確立をしておきましょう。
目安があると試験の本番でも焦りませんよ。
まとめ
今回で平面図の記事は一旦終了となります。今後は率断面図やアイソメ、パースなどの解説に入っていきます。動画なども活用して頂き、学習を進めていってくださいね。皆さんのお役に少しでも立てていれるなら幸いです。