今回はインテリアコーディネーター2次試験の【勉強のはじめ方】を書いていこうと思います。
受験した年の私も
教材と道具を買い揃えたものの、どうはじめていいのか・・・?といった感じだったので、受験生にお役立てできたらと思い執筆しています。
第一回の動画講座もページ最下部に貼り付けておきますので、よければ学習に役立ててください。
✔︎ 当記事の内容
・2次試験の考え方【結論:あまり神経質になりすぎないこと】
・まずは3つの線を覚えましょう
・模範解答を模写するのもおすすめです
2次試験の考え方【結論:あまり神経質になりすぎないこと】
2次試験の勉強を開始した時の私は、「不器用だし、絵は下手だし、スタート地点で絶対に人より遅れをとってるな」と感じていました。
しかし、試験に合格した今では、色々な方の図面を見ていて、「あっ、そんなことなかったんだ」。と
資格を手にした後に安心を得るということに至っています。(どうせなら、試験前の自分に自信をつけてあげたかった・・・笑)
なので、当時の私のように「不器用・絵心がない」と嘆いている方もご安心ください。
そもそも、定規で線を引けることができて、ミスがなければ合格できます!あとは慣れだけの問題です。
逆に、絵が得意な方は、奥行き感を表現できたり、特に「物の距離感を掴めている方」はパースが出題された場合は有利に働くかもしれません。
・神経質になりすぎないこと
この試験では、ついつい丁寧にやりすぎてしまい、結局時間が足りなくなった・・・というミスが一番多いです。
なので、勉強のスタートにおいても
まずは線を描く練習をしっかりして→次に模範解答を模写して→よし!やっと線も理解したし書いていこう!
あれ、もう2週間も経ってる・・・という状況にならないように注意しましょう。
具体的には
そして、おすすめしたいのが、まずは過去問の解答用紙をカッターでバラバラにし、それをA3サイズでコピーします。
どの年度でもいいので、まずはグリッドに慣れるように家具を書いてみましょう。
テーブルや置き家具などは全て四角を書くだけですし、まずは家具の書き方からはじめてみましょう。
とにかく書くことで慣れるので、毎日学習するようにしてください。
まずは「3つの線」を覚えましょう
まずは3本の線を覚えます。
とりあえずは、上の章でも書いたように10分だけ練習してみます。
具体的に3つの線とは
・実線
・破線
・一点鎖線
この3つです。
・実線
主に、家具を描いたり、図面の8割はこの実線で書きます。といっても、普通に引く線なので、何も問題はないでしょう。
ポイントは0.5のシャーペンでしっかりとくっきりと書くことです。
この試験でははっきりとした見やすい図面が好まれる傾向にあるので覚えておきましょう。
・破線
破線は建具の開閉記号(扉などの軌跡)を書くときに使います。他にもデスクの下に納まっているキャスター付き収納であったり、デスク上の飾り棚などですね。
ほぼ点線みたいな線なので、書くのは難しくありません。
・一点鎖線(いってんさせん)
この試験では主にウィンドウトリートメントを書く際に使います。実践と破線を交互に書くような線になります。
こちらも書くのは難しくありません。
製図ではカーテンやローマンシェード、ブラインドなど・・・たくさんのウィンドウトリートメントを書きますが、平面図においては、この一点鎖線を書くだけなので楽勝です!!
まずは、この線が描けたら実践です!!
はじめに色々と知識をインプットすることも大事ですが、覚えたことをすぐに実践していくことの方がこの試験においては効率がいいと感じています。
「実践してみて分からない所が出てきた時点で調べる」。このスタンスがおすすめ。
模範解答を模写するのもおすすめです
図面の解答用紙を目の前に置いただけで「うっ、何から手をつけたらいいの・・・?」となってしまうと思います。
トレーシングペーパーは100均でも売っているので、購入してきて、模範解答の上にのせてマスキングテープで留める。
あとは、解答をなぞっていくだけです。(※床のグリッドは書かなくていいですよ)
まずは平面図だけでいいです。他の図面はまだ書かずに、とりあえずは平面図に慣れることを第一に考えます。
さて、なぞるだけなので、あなたのトレーシングペーパーには綺麗な平面図が仕上がったかと思います。
次の段階では、過去問の出題内容をしっかり読み込み、解答用紙に直接書きこんでいきましょう。
模範解答と同じ家具配置で書き進めればOKです。
この段階で三角スケールの使い方、目分量での測り方などを覚えていきます。
✔︎ 参考動画
まとめ
今回は2次試験対策の第一回目の記事ですが、これだけでも結構ハードですよね…。大変ですが、少しずつできることを増やしていきましょう。なるべく毎日コツコツと進めていくことが大事で、平日に積み重ねたものを休日に一気にまとめるスタイルが効率いいと思います。
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これを読んで頂いている皆様の中には、インテリア界は初めてで、周りにも相談できる方がいない…と悩んでる方もおられるかと思います。何かお悩み事がございましたらお気軽にこちらよりご連絡くださいませ。